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2021/01/31 01:44


1. CBDって何?

CBDとは麻(ヘンプ)に含まれる成分でカンナビジオール(Cannabidiol)の略です。

「麻」というと大麻のように悪いイメージをもつ方もいますが、それは麻の中に含まれるTHC(テトラヒドロカンナビノール)と呼ばれる成分に精神作用(いわゆる「ハイ」になる作用)があるためです

CBDは日本で合法的に使用することができます。

麻は英語でカンナビスと呼ばれますが、2種類に品種が分かれ、THCを殆ど含まないヘンプと多く含むマリファナがあります。
日本で流通している商品は、ヘンプから抽出され、THCを完全に取り除いた上で、厚生労働省のチェックを受けた後に、販売されています。

例えば麻由来の商品というと、麻の種子の入った七味唐辛子・亜麻仁オイルなどがありますが、CBD商品もそれらの食品の中の一つに分類されます。

2. CBDの効果効能

CBDには興奮するなど、ハイになる精神作用はなく、大きく分けると下記の3つの効果があると言われています。

・不眠の解消
・ストレスや不安の解消
・炎症の緩和(肌、関節、筋肉)

商品にもよりますが、目安としては摂取後10分〜1時間ほどの間に、「集中力が高まる」「ぼんやりリラックスする」などの感想を頂きます。

睡眠にも影響を与え、「寝起きがいつもよりスッキリしている」「早起きできるようになった」「夜中に目覚めなくなった」などの声も頂きます。

CBDはレム睡眠をブロックするので「深い眠り」、すなわち心拍数の低下と筋肉が殆ど動かないほど弛緩している状態の時間を増やすことができます。

体質によって感じ方は人それぞれなので、何度か試す上で自分に合ったタイミング・量などを見つけてみてください。食品では1回あたり10-25mgの摂取を推奨する場合が多いです。

また、アルコール・カフェイン・ニコチンなど他の成分と混ぜると効果が分かりにくくなるので併用はおすすめしません。
こちらで睡眠の基礎知識について解説していますのでご覧下さい。

3. CBDの作用メカニズム

人間には、外部の状況に対応する形で、身体の状態を普段通りに保とうとする恒常性が備わっています。

例えば、寒い時に身体を震わせたり、トレーニングをしている時に筋肉に血液を送るなどの無意識のうちに反応する仕組みです。

これは、ドーパミン、アドレナリン、GABA、セロトニンなどの神経伝達物質の量によって調整されています。この放出や抑制をコントロールしているのが脳や脊髄などの中枢神経です。

CBDは中枢神経(小脳や海馬等)に存在する200箇所以上の受容体に作用します。

その結果、神経伝達物質の働きを抑制するため、身体や精神の興奮や不安など、極端な刺激・反応が無くなり、リラックスできると言われています。(出典

4. CBDの商品種類

CBD商品にはいくつか種類がありますが、摂取方法によって分類されることがあります。

摂取方法によって「Bioavailability」、成分が血液を通して全身循環へ到達する割合が異なります。

サプリやグミの場合は胃摂取で6-15%、オイルは舌下摂取で20-35%、ベイプは肺摂取で30-40%、バームは全身循環へは到達せず、皮膚の神経に局所的に効くと言われています。

商品によって効果を感じるまでに必要なCBDの量や感覚も違うため、それぞれ試してみて下さい。

5. CBDオイルの使用方法(舌下摂取)

1mlを目安に液体を吸い上げ、飲み込みます。

口の中に入れてから、すぐに飲み込んで頂いても大丈夫ですが、30秒〜60秒ほど時間を置くと、舌下の毛細血管からから身体に浸透していくため、摂取効率が高まります。

お召し上がり方に抵抗がある場合は、摂取効率は下がりますが、飲み物に垂らしての摂取も可能です。

ご利用するタイミングは、就寝の30分〜1時間前などを推奨します。

使用後は直射日光を避け、涼しいところで保管してください。体への影響を確認し、適切な投与量を見つけてみてください。

6. CBDグミの使用方法

通常のグミと同じように食べて下さい。1粒に10mg-25mgCBDが含まれているので1回あたり1-2粒の摂取を推奨します。

CBDは胃で吸収されるので、効果実感が出てくるまでに15分-30分時間がかかる場合があります。

食べるときに感じる苦味は、麻から取れるCBDの味です。

7. CBDの安全性・副作用

FDA(アメリカ食品医薬品局)によると、現時点では科学的な根拠を基に報告されている副作用はありません。

しかし、使用者の中で、下痢や食欲の変化が見られたケースもあったという報告があります。

体に合わない場合は服用を停止する必要があります。妊娠中の女性、子供、高齢者や薬を服用している場合は、使用する前に医療専門家に相談することをおすすめします。

また、WHOによって、耐性( 繰り返し使用することで効果を感じにくくなる性質)や依存性(身体的欲求が湧き、止められない状態になる性質)のある物質ではないという研究結果が報告されています。

そのため、睡眠薬よりも安全性が高いと言えます。

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